091*『ナガサキ洋楽事始め』制作ノート#07*黒人音楽とナガサキ
さて、久しぶりの『ナガサキ洋楽事始め』制作ノートです。
今回は”黒人音楽とナガサキ”です。 黒人音楽とナガサキ? と思われる方も多くいらっしゃるでしょうが、僕もそうでしたw この件については、まだ調査中でありますが、 もし何かご存知の方がいらっしゃったら、ぜひご教授いただきたく、 今僕が知っていることを、綴っていく次第でございます。 僕にとって洋楽の初体験は、70年代のエルヴィス・プレスリーでした。 ’71年、小学5年生の時に長崎駅近くの”ニュース劇場”という2番館で観た、 『エルヴィス・オン・ステージ』が始まりでした。 僕をこの映画に誘ってくれた、幼稚園からの同級生、 ”ハッチャキ”こと橋本潤くんが、昨年他界されました。 謹んでご冥福をお祈りいたします。 さて、『ナガサキ洋楽事始め』を制作するにあたり、 個人的で恐縮ながら、自分の音楽史的な折り合いをつけたく、 エルヴィスが影響を受けた”黒人音楽とナガサキ”の接点や関連性を、 ずっと探っておりました。結局何も見いだせず、 唯一、PPM(ピーター、ポール&マリー)というアメリカのフォークグループが、 カバーしたバージョンの「Down by the riverside」という黒人霊歌のトラッドに、 ”We gonna lay down the atom bomb”(原爆を捨てよう) という歌詞を見出し、ある種強引にナガサキと結び付け、 本CDに収録しました。 レコーディングも終わり、CDが製品として手元に届くころ、 ”黒人音楽とナガサキ”の接点について、あることがわかったのですが、 それについては、また次回以降に綴ります。 今日ご紹介するのは、ブロードウェイやハリウッドでも活躍した、 いわゆるティン・パン・アレイ系の作曲家、ハリー・ウォーレンによる 「Nagasaki」という曲をフューチャーした、メイキングPV。 この曲は、1928年(昭和3年)に発表されたハリー・ウォーレンの出世作です。 伝説のタップダンサー”ミスター・ボー・ジャングル”ことビル・ロビンソン、 映画『ブルース・ブラザーズ』でもおなじみのキャブ・キャロウェイ、 コーラスグループのミルズ・ブラザーズ等、多くの黒人アーティストをはじめ、 ”スイングの王様”ベニー・グッドマン(バイブのライオネル・ハンプトンがいたころ) カントリー・ギタリストのチェット・アトキンス、 ソフト・ロックのスパンキー&アワー・ギャング等、 そうそうたる音楽家が、カバーしております。 (掲載ジャケットと収録曲は関係ありません、あしからず) 本CD、『ナガサキ洋楽事始め』には、 我々”なんがさき ふぁいぶ”をはじめ、全14アーティストに参加いただいてます。 藤崎淳監督の、このメイキングPVは、レコーディング風景や、 昨年の東日本大震災チャリティライヴの模様を紡ぎ、 総勢130人弱の人々の演奏シーンをとらえたものです。 眉毛を上げ下げしている男性の演奏シーンは映ってませんが、 福岡を中心に活躍中の名ドラマーで、 僕の中学校の時のバスケット部の先輩、中村健さんですw。
by playtime-rock
| 2012-02-21 15:35
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